削り台
ある部材をつくろうとした時…これは違うなと感じた。ある川に沿って歩くとき、ここで渡っておくと後の行路がうまくいくだろうという地点がある。そのような感じで急遽、段取りを変更して削り台を作ることにした。
桜の柾目板ちょいクセあり…カンナが重い、刃が切れなくなってきている…そう、刃は常に切らさなくてはいけない…大工のとき、親方に「これ、仕上げておけ!」と言われて何時間かかっても出来なかった…刃が砥げてないのもだが要領がわからないのだ。今、少しずつだがわかってきているような気がする…鉋も削り台も作業台ですら定規となりえるのだ。
そんな数時間がかりの川渡り。渡った後、この気持ち良さは何だろう…鉋とノギスだけでサラッと部材が出来た。
そう、身の回りには常にそんな川が無数に流れているのだろう。
